ストラディヴァリ・レコードSQ バーバー 弦楽四重奏曲第1番他

米Stradivari。スパイラル。1950年代後半のプレスだろうか

推薦度:★★★★☆☆☆ なかなかの好演奏ぞろい
秘蔵度:★★★★★★★ 特にグレーラーが参加するバーバーは貴重

バーバー 弦楽四重奏曲第1番 (Barber String Quartet No.1)

ストラディヴァリ・レコードSQ (Stradivari Records SQ)

推薦度:★★★★★☆☆ 緊張感があるが音自体は透き通る名演
秘蔵度:★★★★★★★ メンバーが凄い

ストラディヴァリ・レコードSQ。レコード会社専属の弦楽四重奏団ということだろうか。ほとんどする人が居なさそうな団体の録音だが、なかなかの名演奏である。モノラルながら透き通る音が魅力。この団体の奏者はレコードに表記されている。それによるとファーストヴァイオリンにイーダス(アイダス)。シュタルケルとのコダーイの二重奏が録音として知られている名手でコンクールの優勝履歴もある。そしてセカンドにルイ・グレーラーは日本フィルのコンマスも務めた人。チェロのジョルジュ・リッチはルジェーロの弟でソロの録音もある。裏面のチェロソナタはそのリッチが担当しており立派な演奏を聴かせてくれている。ヴィオラの奏者だけは詳細が分からないが、アダージョでは芯のあるしっかりした演奏をしている。きつい音になる寸前の研ぎ澄まされた音という感じでなかなか魅力的な演奏である。

第1楽章
第2楽章
第3楽章

ヴォルフ イタリアのセレナード (Wolf Italian Serenade)

ストラディヴァリ・レコードSQ (Stradivari Records SQ)

推薦度:★★★★★☆☆ 流れが良い名演
秘蔵度:★★★★★★★ メンバーが凄い

これも同じストラディヴァリ・レコード弦楽四重奏団。軽々と弾いているしアンサンブルとしてバランスも良く音がきれい。モノラルにもかかわらずこの音は凄い演奏だったのではと思う。楽し気に演奏している雰囲気も伝わりまさにイタリアンセレナーデである。隠れたこの曲の名演奏で掘り出し物である。

バーバー チェロソナタ (Barber Cello Sonata)

Vc:ジョルジオ・リッチ、P:レオポルド・ミットマン (Vc: G.Ricci, P: L.Mittmann)

推薦度:★★★★★★☆ 盤質が悪いのが非常に残念だが木質の音色が素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★★ ジョルジオ・リッチの貴重なバーバー

ルジェーロの弟、ジョルジオのチェロは、木の香りを感じさせる渋い音。大柄ではないが内側にひっそり入り込んでくるような親しみのある音でこの名曲を紹介してくれる。メリハリのつけ方もうまく心地よい演奏である。そしてここではエルマンやミルシテインの伴奏で録音があるミットマンのピアノにも注目である。澄んだ音でリッチを支える。というより音の傾向はちょっと違う印象で対等に主張しながらソリストを引き立たせる、素晴らしい演奏を繰り広げている。

第1楽章
第2楽章
第3楽章