ルーマニアElectrecord。スパイラル。1950年代末のプレスだろうか。ルーマニア語による歌唱
推薦度:★★★★★☆☆ じっくり取り組んだ名演奏。但しルーマニア語歌唱で好悪が出てしまうかも
秘蔵度:★★★★★★★ リンツラーの素晴らしい声が聴ける



シューベルト 歌曲集「冬の旅」 (Schubert Winterreise)
Br:マリウス・リンツェラー、P:ダゴベルト・ブッフホルツ (Br: M.Rintzler, P: D.Buchholz)
推薦度:★★★★★☆☆ じっくり取り組んだ名演奏。但しルーマニア語歌唱で好悪が出てしまうかも
秘蔵度:★★★★★★★ リンツラーの珍しい冬の旅
おやすみでは、かなり遅めのテンポでじっくりじっくり感情を込めて歌っているのが印象的。言語の違いは私にはそれほど違和感なく聴ける。その後の曲も概して遅めで基本的に声を張り上げることなく深い声で内省的に表現していく。難点はブッフホルツのピアノが伴奏の域をでないことだろうか。この曲の場合、ピアノがただの伴奏ではなく両者ともに対等なレベルでの演奏が期待されるが、その点ではブッフホルツのピアノは控えめでまじめすぎかも。ただ、このリンツラーのテンポ感が独特でつけるのも大変そうで何とか付けた、という所もあるだろうと思う。いずれにしても素晴らしい歌唱を聴かせてくれているリンツラーはジョルジェスク、ハイティンク、ラインスドルフ(ライヴ)などの第九にも起用されているが、録音自体は少ない。安定した声の持ち主でもっと録音を残してほしかった歌手ではないだろうか。