日VictorのSP。
推薦度:★★★★☆☆☆ 録音としてはきつい面もあるが若々しい名演
秘蔵度:★★★★★★★ 日本盤とは言え貴重



ベルリオーズ 幻想交響曲 (Berlioz Symphonie Fantastique)
指揮:ピエール・モントゥー、パリSO (Cond: P.Monteux, Paris SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 録音としてはきつい面もあるが若々しい名演
秘蔵度:★★★★★★★ 日本盤とは言え貴重
後年の演奏に比べるとやはり若々しくそして集中力が高い演奏になっている。少し力みを感じるくらいでもある。若いといっても50代なので後々の演奏につながる演奏スタイルは確立されている印象。急にテンポを落とすところや加速する場所などは程度の違いはあれど同じ。この演奏は蓄音機で聞くとなかなかよく、パリ交響楽団のレベルの高さもうかがえる。第3楽章の美しさなど古い録音が気にならなくなるくらいのめりこめるし、断頭台、そして終楽章の迫力ある音の中にしっかりモントゥーが考える様式をしっかりオーケストラに徹底させ、はみ出すところがなく統制している様子もうかがえる貴重な記録で名演奏だと思う。