日Concert Hall Society。1960年代後半のプレスだろうか。
推薦度:★★★★★★☆ 両曲とも名演
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 手に入りそうで意外と入らないかも



ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 (Bruch Violin Concerto No.1)
Vn:ティボール・ヴァルガ、指揮:ジャン=マリー・オーベルソン、ウィーン音楽祭O (Vn: T.Varga, Cond: J.M.Auberson, Vienna Festival O)
推薦度:★★★★★★☆ 柔らかい音が特徴の名演
秘蔵度:★★★★★★☆ ヴァルガのステレオ録音は貴重
ヴァルガのブルッフは、テンポをじっくり取り歌う演奏。技巧もしっかりしていて安心して聴ける。意外と柔らかい音で、明るく快晴のような感じ。派手さはないが良い演奏である。オーベルソン伴奏が少しオケのせいもありぼやけ気味ではあるがうまくヴァルガを引き立てている。
ブルッフ コル・ニドライ (Bruch Kol Nidrei)
Vc:アウロラ・ナトーラ、指揮:ハインツ・ワルベルク、ウィーン音楽祭O (Vc: A.Natola, Cond: H.Wallberg, Vienna Festival O)
推薦度:★★★★★★☆ 中々の掘り出し物
秘蔵度:★★★★★★☆ ワルベルクも好伴奏
ナトーラのコルニドライは掘り出し物である。ヒナステラの2番目の妻とのこと。しんみりと歌うが、端正で静かながら心に寄り添う感じがなんとも言えない。ワルベルクの伴奏もよく名演だと思う