スウィトナー ドレスデン・シュターツカペレ モーツァルト 交響曲第36番「リンツ」、第38番「プラハ」

日Angel。1960年代後半のプレス

推薦度:★★★★☆☆☆ 整った演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 珍しくはないとは思うが忘れ去られた感もある

父が愛聴していた記憶がある。スイトナーはいまではなんだか忘れられがちだが、この当時は中々スマートでオーソドックスな演奏を聴かせた。モーツァルトの歌劇もなかなかの名演だった。

モーツァルト 交響曲第36番「リンツ」 (Mozart Symphony No.36)

指揮:オトマール・スウィトナー、ドレスデン・シュターツカペレ (Cond: O.Suitner, Dresden Staastkapelle)

推薦度:★★★★☆☆☆ 整った演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 珍しくはないとは思うが忘れ去られた感もある

ちょっとカチカチしすぎな印象もあるが整った演奏で安心して聴くことができる。衒いもなく自然体でシュターツカペレの伝統的な音が楽しめる。オーソドックスで真面目過ぎる感じもするがこうした演奏があってこそ他の特徴ある演奏が活きるような気もする。

第1楽章
第4楽章

モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」 (Mozart Symphony No.38)

指揮:オトマール・スウィトナー、ドレスデン・シュターツカペレ (Cond: O.Suitner, Dresden Staastkapelle)

推薦度:★★★★☆☆☆ 整った演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 珍しくはないとは思うが忘れ去られた感もある

中心に寄った音響だが温かみあり伝統を感じる木質な音が特徴。全体的には変わったことはせずにオーソドックスに楽譜に向き合っている。各パートのバランスも良く、オーケストラをコントロールできている。その分もう少し吹っ切れてもよさそうな部分もあるが、そこは羽目を外さない演奏とも言える。次が予測できてしまうような感じもあるのだがとにかく真面目なところがこの演奏の良さでもある。

第1楽章
第3楽章