露Melodia。1970年代後半のプレスだろうか。ちょっと傷ありなのが残念ではある
推薦度:★★★★★☆☆ 中々渋い名演
秘蔵度:★★★★★★★ ピカイゼンの演奏はどれも貴重ではないだろうか



目次
ブラームス ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」 (Brahms Violin Sonata No.1)
Vn:ヴィクトル・ピカイゼン、P:エフゲーニャ・ザイデル (Vn: V.Pikaizen, P: E.Seidel)
推薦度:★★★★★☆☆ 中々渋い名演
秘蔵度:★★★★★★★ ピカイゼンの演奏はどれも貴重ではないだろうか
技巧派としてみなされていたピカイゼンであるが、この演奏を聴く限り、確かに技巧派安定しているがその特徴よりも淡い音色の穏やかな歌い口の特徴の方が勝っているように思う。控えめであるし、そうかといって音には芯のある力強さも感じるなかなか面白い演奏であると思う。巨匠と肩を並べる風格は持ち合わせていないが、親しみのわく名演奏と言える。
パガニーニ ナポレオンソナタ (Paganini Sonata Napoleone)
Vn:ヴィクトル・ピカイゼン、P:エフゲーニャ・ザイデル (Vn: V.Pikaizen, P: E.Seidel)
推薦度:★★★★★☆☆ 中々渋い名演
秘蔵度:★★★★★★★ ピカイゼンの演奏はどれも貴重ではないだろうか
ここではさすが技巧派と言われたピカイゼンの面目躍如たる演奏。実に安定感のある音で楽し気に弾いているが、良く聴くと難しい曲である。それを結構図太い音でしかも少し柔らかみを帯びた音で奏でるのは凄い