英Chandos。1970年代後半~1980年代前半のプレス
推薦度:★★★★★★☆ 誠実でオケの特性をしっかり引き出している好演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 貴重なオッテルロー晩年の記録



ベートーヴェン 交響曲第1番 (Beethoven Symphony No.1)
指揮:ウィレム・ヴァン・オッテルロー、シドニーSO (Cond: W.v.Otterloo, Sydney SO)
推薦度:★★★★★★☆ オーケストラの明るい響きをうまく生かした演奏
秘蔵度:★★★★★★★ オーソドックスながら含蓄ある演奏に仕上がっている
リズムを鋭く刻みながらもオーケストラの明るい響きを十二分に発揮し、晴れやかな演奏になっている。オーケストラとの信頼関係が構築できているところも大きいだろう。オッテルローの最良の遺産の一つだと思う。
ベートーヴェン 交響曲第4番 (Beethoven Symphony No.4)
指揮:ウィレム・ヴァン・オッテルロー、シドニーSO (Cond: W.v.Otterloo, Sydney SO)
推薦度:★★★★★★☆ 躍動感あふれる名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ オーケストラのやる気を十二分に引き出しているあたりはさすがオッテルロー
適度に、整い勢いがありそしてスケールもある。とにかく明るい演奏だが、これはオーケストラの意気込みが反映されているような感じ。緩急、強弱、オッテルローの意図を即座に反映している一体感がある名演奏である。