オボーリン ガウク ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

今週はちょっと皇帝を集中的に。しかもマイナーな演奏を

米Grand Award。スパイラル。1950年代後半のプレスだろうか。

推薦度:★★★☆☆☆☆ 大柄で大雑把
秘蔵度:★★★★★☆☆ オボーリンのソロは珍しい

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

P:レフ・オボーリン、指揮:アレクサンドル・ガウク、ソビエト国立放送SO (P: L.Oborin, Cond: A.Gauk, USSR State RSO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 大柄で大雑把
秘蔵度:★★★★★☆☆ オボーリンのソロは珍しい

オボーリンのソロによる皇帝。凄いピアニストであったことがこの演奏からもよくわかる。主にオイストラフなどの伴奏が多いオボーリンだがソリストとしても一級品。この皇帝はガウクの伴奏にも影響を受けたか大雑把でスケールの大きな演奏。とにかく前に進む前進力と熱気を帯びた厚みが特徴なのだが、一般的な皇帝からはかなりかけ離れた演奏で好悪分かれる。私はこうした演奏があっても良いと思うし聴いていて爽快で楽しい。

第1楽章その1
第1楽章その2
第3楽章