日Victor。Living Stereo。1960年代前半のプレス。モントゥーの幻想も同じ演奏の違う盤も含め色々聴きすぎたのでいつかまとめないと。以前カナダ盤で聴いたが、今度は日本盤。
推薦度:★★★★☆☆☆ 優雅な幻想
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な演奏。ステレオ日本初版の番号



ベルリオーズ 幻想交響曲 (Berlioz Symphonie Fantastique)
指揮:ピエール・モントゥー、ウィーン‘PO (Cond: P.Monteux, Vienna PO)
以前カナダ盤で聴いたより立体感があり音が前に出てきている印象。熱量的にはサンフランシスコの方が勝るが優雅さはさすがにこちらに軍配が上がる。ただやはりここぞといった時に力がもう少し入ってもよさそうな印象は変わらない。木管、弦楽器を中心にさすがウィーンフィルという音色は様々な場面で聴くことができるはありがたく、モントゥーの数ある幻想の中でも一番録音が良いのでじっくり聞くには一番よいのだが、あと一歩と期待してしまうと外されてしまうような、肩透かしを食らうような。そんな荒立てるような音楽ではありませんとでも言っているかもしれませんが。