ミトロプーロス ミネアポリスSO ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番他

米Columbia。スパイラル。1950年代中頃のプレス

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 録音が古く癖のある演奏
秘蔵度:★★★★★★★ この癖が中々たまらない

ブラームス ハイドン主題による変奏曲 (Brahms Variations on a Theme of Haydn)

指揮:デミトリ・ミトロプーロス、ミネアポリスSO (Cond: D.Mitropoulos, Minneapolis SO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 録音が古く癖のある演奏
秘蔵度:★★★★★★★ この癖が中々たまらない

いびつなブラームスで現代ではまずこのような演奏は誰もしないだろう。それほど個性的に聞こえる。ただそれが良い演奏かどうかと言われるとちょっと曲に合わない印象もあり、推薦はできないが、ゲテモノ好きとしてはたまらない演奏でもある。もう少し録音が良ければ、ではあるが。

その1
その2

ウェーバー 祝典序曲「歓喜」 (Weber Jubilee Overture)

指揮:デミトリ・ミトロプーロス、ミネアポリスSO (Cond: D.Mitropoulos, Minneapolis SO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 録音が古く癖のある演奏
秘蔵度:★★★★★★★ この癖が中々たまらない

珍しい曲だが能天気で楽しい。ウェーバーも何とも陽気な曲を作るものだと。演奏もノリノリのアメリカンという感じで充実した演奏。モノラルで音が詰まり気味だが、それを払拭しそうな音に勢いを感じる。

ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番 (Beethoven Leonore Overture No.3)

指揮:デミトリ・ミトロプーロス、ミネアポリスSO (Cond: D.Mitropoulos, Minneapolis SO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 録音が古く癖のある演奏
秘蔵度:★★★★★★★ この癖が中々たまらない

このレオノーレも独特なリズム感が特徴。また安っぽい(と言っては失礼だが)金管や木管の響きが逆に新鮮で面白い雰囲気を醸し出している。

その1
その2

ベートーヴェン コリオラン序曲 (Beethoven Coriolan Overture)

指揮:デミトリ・ミトロプーロス、ミネアポリスSO (Cond: D.Mitropoulos, Minneapolis SO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 録音が古く癖のある演奏
秘蔵度:★★★★★★★ この癖が中々たまらない

難だろうか。テンポが止まりかけるような動きや、唐突な金管のバランスなど、至る所でかなり濃い癖が出てくる。ミトロプーロスとはそんな指揮者だったっけ?という印象にもなる。ただ、録音が古く詰まり気味なのが非常に残念。