日Fontana。溝ラベル。1960年代前半のプレス
推薦度:★★★★★☆☆ 颯爽としたいい演奏
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ この盤はジャンク扱いされる。もったいない



目次
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 (Beethoven Piano Concerto No.5)
P:ニキータ・マガロフ、指揮:ウィレム・ヴァン・オッテルロー、ウィーン国立歌劇場O (P: N.Magaloff, Cond: W.v.Otterloo, Vienna State Opera O)
推薦度:★★★★★☆☆ 颯爽としたいい演奏
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ この盤はジャンク扱いされる
ジャンク扱いにはもったいないこのFontanaのシリーズには名演奏が多い。このマガロフも多少小粒ながらも颯爽としたいい演奏である。屈託のないマガロフの実直なピアノと、オケが薄いのが難点ではあるものの勢いがあるオッテルローの伴奏が相まってなかなかスマートな好演奏を繰り広げていると思う。
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 (Tchaikovsky Piano Concerto No.1)
P:ユーリ・ブーコフ、指揮:ジャン・フルネ、ウィーン国立歌劇場O (P: Y.Boukoff, Cond: J.Fournet, Vienna State Opera O)
推薦度:★★★★☆☆☆ 颯爽としたいい演奏
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ この盤はジャンク扱いされる
柔らかい響きのフルネの伴奏をバックに実に弾きやすそうに伸びやかに弾いているブーコフのピアノが印象的。全体的には両者とも他の巨匠たちの演奏に比べると小粒に聞こえるが、それらに対抗することはせずに、今自分のできることをしっかりやり切るという感じの穏やかな演奏になっているのが印象的。