日Victor。溝ラベル。1960年代前半から中ごろのプレス

推薦度:★★★★☆☆☆ まとまりもよくハイレベルな演奏。
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ なかなか値はつかないか。よく見かけるものである。

プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」 (Puccini La Boheme)

指揮:エーリヒ・ラインスドルフ、ローマ歌劇場O、Cho、T:リチャード・タッカー、S:アンナ・モッフォ、Br:ロバート・メリル、S:メリー・コスタ、Bs:ジョルジョ・トッツィ、Br:フィリップ・マエロ、Br:フェルナンド・コレナ (Cond: E.Leinsdorf, Roma Opera O, Cho, T: R.Tucker, S: A.Moffo, Br: R.Merrill, S: M.Costa, Bs: G.Tozzi, Br: P.Maero, Br: F.Corena)

推薦度:★★★★☆☆☆ まとまりもよくハイレベルな演奏。
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ なかなか値はつかないか。よく見かけるものである。

ラインスドルフの指揮が適度にまとまりが良く、適度に雑で勢いもあり、それをバックに歌手陣は自由に歌っているようで全体的に様式を保つというなかなか良い演奏である。その中でもモッフォの可憐で感情がこもった歌唱にうっとりさせられる。タッカーは直球勝負という感じだがちょっと抜けが悪いような気もするがこれは声の質なのだろう。そのほか歌手陣ではメリルも安定した声が特筆。どの歌手も歌いやすいテンポ、バランスで自由に歌いつつも全体として停滞せず引き締まった演奏になっている点でラインスドルフの手腕がうかがえる。残念ながら最後の面に傷あり(特に古い外套のところ)。

オープニング
冷たい手を
私はミミ
愛しい乙女よ
第2幕オープニング
私が街を歩けば