米RCA Victor。溝ラベル。1960年代後半のプレス
推薦度:★★★★★☆☆ 統制が効いたなかなかの名演
秘蔵度:★★★★★★☆ 珍しいラインスドルフのドヴォルザーク。とはいえ6番は二度目の録音



目次
ドヴォルザーク 交響曲第6番 (Dvorak Symphony No.6)
指揮:エーリヒ・ラインスドルフ、ボストンSO (Cond: E.Leinsdorf, Boston SO)
推薦度:★★★★★☆☆ 統制が効いたなかなかの名演
秘蔵度:★★★★★★☆ 見向きもされない分貴重
出だしからラインスドルフとは思えない優しい響きからはじまる。いきなり、ふと音量を極端に落としたり仕掛けも意外とあって楽しい。音が洗練されておらず、リズムも固めのとこがあり響きが乾いていたりする面もあるが、チェコの隣のオーストリア出身だけあって曲を楽しんでいるよう。ただしチェコの雰囲気はせず、むしろ新世界的なアメリカンなゴージャスな感じの音。その音は引き締まっていてなんとも他では聞けない弾力のあるサウンドが特徴。
ドヴォルザーク スラヴ舞曲Op.72~抜粋 (Dvorak Slavonic Dances Op.72 Excerpt)
指揮:エーリヒ・ラインスドルフ、ボストンSO (Cond: E.Leinsdorf, Boston SO)
推薦度:★★★★★☆☆ 統制が効いたなかなかの名演
秘蔵度:★★★★★★☆ 見向きもされない分貴重
出だしの幻想的であたたかな厚みのある音が、ラインスドルフらしからぬもの。ポルタメントも使いながらゆったりと歌い上げる名演奏。