蘭Turnabout。1970年代のプレスと思われる。
推薦度:★★★★★★☆ ラウテンバッヒャーの輝かしい音色が素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★☆ この盤は意外に珍しいと思う



目次
ヴィオッティ ヴァイオリン協奏曲第22番 (Viotti Violin Concerto No.22)
Vn:スザンネ・ラウテンバッハー、指揮:カール・アウグスト・ビュンテ、ベルリンSO (Vn: S.Lautenbacher, Cond: A.C.Bunte, Berlin SO)
推薦度:★★★★★★☆ 張りのあるラウテンバッハーのヴァイオリンが魅力
秘蔵度:★★★★★★☆ 全体的にまとまりも良く好演奏
ラウテンバッハーの少し暗めながら張りのある音が魅力的である。輝かしいが金ぴかではなく硬い木質の美しい響きである。この曲はアッカルド、グリュミオー、ボベスコあたりが有名だが、この演奏はそれらに肩を並べられる名演奏だと思う。オーケストラにもう少し自発性があっても良い気もするが、ラウテンバッハーのソロをしっかり包み込む温かい響きで及第点以上の出来である。
ヴィオッティ ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 (Viotti Concerto for Violin, Piano and String Orchestra)
Vn:スザンネ・ラウテンバッハー、P:マルティン・ガリング、指揮:カール・アウグスト・ビュンテ、ベルリンSO (Vn: S.Lautenbacher, P: M.Galling, Cond: A.C.Bunte, Berlin SO)
推薦度:★★★★★★★ ラウテンバッハーとガリングの息の合った名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 秘曲、名演奏である。
弦楽合奏の温かい響きに乗りながら、ラウテンバッハーとガリングが気持ちよく演奏している様子が浮かんでくる。流れが良く外面的な効果を狙わずオーソドックスに音を大切にしているため、こうした秘曲にはもってこいの名演奏と言える。