クレバース オッテルロー パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番他

蘭Philips。スパイラル。1950年代後半のプレスと思われる

推薦度:★★★★☆☆☆ クレバースの音色が良い
秘蔵度:★★★★★★★ モノラル期の貴重なクレバースの協奏曲

パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番 (Paganbini Violin Concerto no.1)

Vn:ヘルマン・クレバース、指揮:ウィレム・ヴァン・オッテルロー、ウィーンSO (Vn H.Krebbers, Cond: W.v.Otterloo, Vienna SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ パガニーニらしくないが好演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 貴重なクレバースのパガニーニ

輝かしい技巧を聴かせるのが通常のこの曲の演奏なのだが、クレバースは全く逆。切れ味が悪いわけではないがテンポを遅めにとったりしてじっくり歌うことを優先する。オッテルローの伴奏も温かみがあり、全体的に穏やかなパガニーニとなっているのがこの演奏の最大の特徴。人によっては物足りないかもしれないが味のある演奏だと思う。ちなみにこの演奏はフレッシュ編となっている。多少カットがあるようだ(3楽章など)。

第1楽章その1
第1楽章その2
第2楽章
第3楽章

ヴュータン ヴァイオリン協奏曲第4番 (Vieuxtemps Violin Concerto No.4)

Vn:ヘルマン・クレバース、指揮:ウィレム・ヴァン・オッテルロー、ハーグPO (Vn H.Krebbers, Cond: W.v.Otterloo, Haag PO)

推薦度:★★★★★☆☆ 柔らかいクレバースの音
秘蔵度:★★★★★★★ いじらしいくらい音色がいい

ここでも技巧を前に出すことはせず歌が前面。恰幅の良いソリストという感じではなく、道端で歌う人のようなローカルな感じの何とも言えない郷愁を誘う音色がたまらない。モノラルながらクレバースの音はしっかり録れているのもありがたい。オッテルローの伴奏も堂々と支えていてなかなかの好演奏。

第1楽章
第3楽章