米Audio Fidelity。1960年代のプレスだろう
推薦度:★★★★★★☆ 中々迫力ある名演
秘蔵度:★★★★★★☆ ゲールもギーレンも貴重



ベートーヴェン 交響曲第8番 (Beethoven Symphony No.8)
指揮:ミヒャエル・ギーレン、ウィーン国立歌劇場O (Cond: M.Gielen, Vienna State Opera O)
推薦度:★★★★★☆☆ 録音がオンマイクすぎる点もあるがなかなかわかりやすい演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ギーレンらしい骨組みがしっかりした演奏
ちょっと木管の音がオンマイクすぎるのが気になるがギーレンの考え抜かれた骨組みがしっかりした演奏になっている。ただ後年にみられるように研ぎ澄まされたということは無く、ホルンのバランスを工夫したりするものの、オーケストラの特質か徹底されていない部分が逆に不純物を含んでいるような、面白い演奏にもなっている。
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」 (Beethoven Symphony No.9)
指揮:ワルター・ゲール、フランクフルト放送SO、フランクフルト放送Cho、S:アグネス・ギーベル、A:グレース・ホフマン、T:ヘルムート・クレブス、Bs:フリッツ・オーレンドルフ (Cond: W.Goehr, Frankfurt RSO, Cho, S: A.Giebel, A: G.Hoffman, T: H.Krebs, Bs: F.Ollendorff)
推薦度:★★★★★★☆ スケールの大きな演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 隠れた名演奏
整った演奏とは全く逆の、勢いだけというか端部はささくれ立っているが音の塊としては力強い演奏。スケールも大きく思いっきり音を鳴らしている隠れた名演奏だと思う。歌手もちょっと古風だが力強いし合唱も迫力満点。ただ現代の整った演奏が好きな人にはどうだろうか。