ジェルトレル スメターチェク ミヨー ヴァイオリン協奏曲第2番他

チェコSuppraphon。1970年代前半のプレス

推薦度:★★★★★★☆ 秘曲、名演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ こういうものは中々探しても見つからないものである

ミヨー ヴァイオリン協奏曲第2番 (Milhaud Violin Concerto No.2)

Vn:アンドレ・ジェルトレル、指揮:ヴァーツラフ・スメターチェク、プラハSO (Vn: A.Gertler, Cond: V.Smetacek, Prague SO)

推薦度:★★★★★★☆ 秘曲、名演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ こういうものは中々探しても見つからないものである

ミヨーらしさが出てくるのは第3楽章。1楽章からは意欲的なつくりをしていてミヨーにしては結構構えた印象を持つ。ジェルトレルは真摯に音楽に切り込み分かりやすく明晰に演奏している。もう少し色気だったり、味だったりするものが欲しくもなるが、こうした演奏は曲を知る上で貴重なものでもある。スメターチェクのスマートな伴奏もなかなか良い。

第1楽章
第3楽章

マリピエロ ヴァイオリン協奏曲第1番 (Malipiero Violin Concerto No.1)

Vn:アンドレ・ジェルトレル、指揮:ヴァーツラフ・スメターチェク、プラハSO (Vn: A.Gertler, Cond: V.Smetacek, Prague SO)

推薦度:★★★★★★☆ 秘曲、名演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ こういうものは中々探しても見つからないものである

この曲もなかなかお目にかかることはない秘曲。1楽章はひたすら弾きまくる。2楽章は抒情的旋律でロマンティック。3楽章は長いカデンツァが特徴でリズミカルな曲。どれも色があって面白い。そしてジェルトレルのヴァイオリンは真摯に音を出しこの秘曲の魅力を余すことなく伝えきる。スメターチェクのスマートなバランスの良い伴奏も相まって名演奏だと思う。

第1楽章
第2楽章
第3楽章