独Grammphon。1960年代初期のプレスと思われる

推薦度:★★★★★☆☆ 歌手が素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★☆ この盤は貴重だと思う

2回目

モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」 (Mozart Le nozze di Figaro)

Br:レナート・カペッキ、Br:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、S:マリア・シュターダー、S:イルムガルド・ゼーフリート、A:ヘルタ・テッパー、指揮:フェレンツ・フリッチャイ ベルリン放送SO、RIAS室内Cho (Br: R.Cappecchi, Br: D.Fishcer-Dieskau, S: M.Stader, S: I.Seefried, A: H.Toepper, Cond.: F.Fricsay, Berlin Radio SO, RIAS Chamber Cho)

推薦度:★★★★★☆☆ フリッチャイ一家が集まった名演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 何度も復刻されている比較的知られた演奏

全体を暖かい空気が包み込む。フリッチャイとオケの響きにちょっと不満が残る。これはオンマイクすぎる録り方によるものが原因と思われるが、それでも丁寧でありながら楽しく演奏している様子がうかがえる。そして歌手がこれまた皆素晴らしい。カペッキのフィガロも堂々としているし、テッパーのケルビーノは少し大人びているものの安定した歌唱、フィッシャー・ディースカウはさすがの迫力、シュターダーの澄んだ声、可憐なぜーフリートと聞いていて楽しくなる。

伯爵夫人のアリア「慰めの手を差し伸べてください。愛の神様」
ケルビーニのアリア「恋とはどんなものかしら」
スザンナのアリア 「恋人よ、早くここへ」
伯爵のアリア
3幕フィナーレ さあ行進曲だ
4幕フィナーレ