日Telefunken。1970年代初期のプレス。
推薦度:★★★☆☆☆☆ まあごく普通の出来といったところ
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 珍しい演奏家だがちょっと詰めすぎなレコード



メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 (Mendelssohn Violin Concerto)
Vn:ジョアン・フィールド、指揮:ルドルフ・アルベルト、ベルリンSO (Vn: J.Field, Cond: R.Albert, Berlin SO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ まあごく普通の出来といったところ
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 頑張るももう少し余裕があっても良いかも
珍しいフィールドのメンデルスゾーンだが演奏はごくごく普通の出来。一生懸命に頑張って弾いているがもう少し余裕があっても良いかも。意気込みは感じるがその分一部音が安定しない部分もあり、もう少しメリハリなど工夫があっても良いかもしれない。オケは堂々としているがソロにうまく寄り添ってはいる。曲を知るには悪くはない演奏だが推薦できる演奏でもないといったところか。
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番「春」 (Beethoven Violin Sonata No.5)
Vn:クリスチャン・フェラス、P:ピエール・バルビゼ (Vn: C.Ferras, P: P.Barbizet)
推薦度:★★★★☆☆☆ 落ち着いた演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ フェラスの貴重な録音
カラヤンとの共演前の録音と思われるが、素直でまっすぐな音。そして落ち着いたテンポ感が心地よい。ただこの曲に対しては少し音が研ぎ澄まされすぎているかもしれない。安定感のある演奏でなかなかの好演奏。ただこの盤だとちょっと詰めすぎか。
ベートーヴェン ロマンス第1番、第2番 (Beethoven Romance No.1&No.2)
Vn:ジョアン・フィールド、指揮:アルトゥーロ・ローター、ベルリンSO (Vn: J.Field, Cond: A.Rother, Berlin SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ フィールドの自然体の良さが出た演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ オケが立派すぎ?
基本的に二曲とも同じアプローチ。メンデルスゾーンの協奏曲に比べて肩の力が抜けた印象。伸びやかに歌いなかなかいい演奏だと思う。ローターの伴奏も明るくフィールドを支えているが少し立派すぎかもしれない。ソロを食ってしまうような印象も部分的にある。