英Decca。1970年代中頃のプレス
推薦度:★★★★★★★ これ以上ないと思えるくらい名演
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な演奏



モーツァルト ロンド K.485 (Mozart Rondo K.485)
P:アリシア・デ=ラローチャ (P: A.de Larrocha)
推薦度:★★★★★★★ チャーミングな名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ デ=ラローチャの名演奏
音がまずいい。奇麗な音であるが軟ではない。しっかりした筋が通っている。それでいてフレーズの収め方など絶妙な間の取り方が素晴らしい。完成度が高すぎる感じもしてくる。
モーツァルト ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付」 (Mozart Piano Sonata No.11)
P:アリシア・デ=ラローチャ (P: A.de Larrocha)
推薦度:★★★★★★★ 穏やかに進めるが中身がしっかりしている
秘蔵度:★★★★★★★ この曲のベストを争う
表情は穏やかだが、音の強弱、間の取り方、テンポの伸縮など色々工夫されている。それがすべてにおいて自然体に聞こえる。体に染みついた音楽というか。素晴らしいの一言。
モーツァルト 幻想曲 K.475 (Mozart Fantasie K.475)
P:アリシア・デ=ラローチャ (P: A.de Larrocha)
推薦度:★★★★★★★ 風格ある演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 表情の移り変わりが素晴らしい
音は鮮明で美しいが内容は濃く風格のある演奏。迷いが感じられず楽譜と奏者が一体化している。名演奏といってよい。
バッハ シャコンヌ ブゾーニ編 (Bach Chaconne)
P:アリシア・デ=ラローチャ (P: A.de Larrocha)
推薦度:★★★★★★★ 意外と静かだが含蓄あり
秘蔵度:★★★★★★★ ピアノ版シャコンヌとしてはベストを争う
意外と淡々と進んでいるように聞こえるのだが、その静かさが絶妙。声を荒げることなくしっかり一音一音を大切にして進んでいく。テンポや変奏の移り変わりも工夫するもさりげなく前に行く。それでも全部聞いた後の充実感は凄い。これは名演奏である。