セル クリーヴランドO ドヴォルザーク 交響曲第8番他 1970年録音

日Angel。1970年代初期のプレス

推薦度:★★★★★★★ 完成度が高くベストを争う
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 有名すぎるか

ドヴォルザーク 交響曲第8番 (Dvorak Symphony No.8)

指揮:ジョージ・セル、クリーヴランドO (Cond: G. Szell, Cleveland O)

推薦度:★★★★★★★ 完成度が高くベストを争う
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 有名すぎるか

完成度がとにかく高い。不満があるとしたらちょっと響きが硬いところか。残響を押さえた感じになっているのだが、それでもこの澄んでいる音は凄い。この録音でこんなにきれいな音が出るオーケストラって本当に凄い。セルの望郷の思いも感じられ、他の交響曲とはまた違ったセルのアプローチが聴けるのもまた面白い。例えばインテンポのイメージが強いセルだが結構テンポの伸縮をつけていたり、ゆったり歌うところなどは他の交響曲よりも顕著に出ていて興味深い。

第1楽章その1
第1楽章その2
第2楽章
第3楽章
第4楽章その1
第4楽章その2

ドヴォルザーク スラヴ舞曲第3番、第10番 (Dvorak Slavonic Dance No.3, No.10)

指揮:ジョージ・セル、クリーヴランドO (Cond: G. Szell, Cleveland O)

推薦度:★★★★★★★ 完成度が高くベストを争う
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 有名すぎるか

余白のスラヴ舞曲も全力投球。完成度が非常に高い。テンポ感、リズム感、そしてバランスなど絶妙でこれ以上はありえない。この時期に全曲残してくれても良かったかも。1960年代の録音よりさらに情感が籠り名演奏である。

第3番
第10番