米Urania。スパイラル。1950年代中頃のプレス
推薦度:★★★★☆☆☆ 二人の名手の演奏が光る
秘蔵度:★★★★★★★ 貴重な演奏だと思う。だれも見向きもしなさそうだが。



シュポア ヴァイオリン協奏曲第8番 (Spohr Violin Concerto No.8)
Vn:クルト・シュティーラー、Cond:パウル・シュミッツ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO (Vn: K.Stiehler, Cond: P.Schmitz, Leipzig Gewandhaus O)
推薦度:★★★★☆☆☆ シュティーラーのきれいな音が魅力的
秘蔵度:★★★★★★★ ロマンティックな名演奏
録音と盤質の面で少し不満が残るものの、ゲヴァントハウスのコンマスだったシュティーラーのヴァイオリンが聴けるのはうれしい。そして実際うまい。のびのびとしていて甘いわけではないが柔らかい音がとても魅力的。オーケストラはそのゲヴァントハウスで、ソロとオケの音色がとてもマッチしているのも良い。とはいえちょっと伴奏は重い気もするが。
シュポア ヴァイオリン協奏曲第7番 (Spohr Violin Concerto No.7)
Vn:ルドルフ・シュルツ、指揮:ロベルト・ヘーガー、ベルリン放送SO (Vn: R.Schutz, Cond: R.Heger, Berlin Radio SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 硬派なシュルツの音が魅力
秘蔵度:★★★★★★★ 曲がちょっとという気もするが貴重
ヘーガーの重厚な伴奏にも負けない芯のあるシュルツのソロがうまい。オケの分離が悪いのが難点だが、シュルツの音は神々しく録れているのが良い。曲がちょっと散漫な気もしなくもないが、そんなことお構いなしに弾きまくり、説得力のある演奏になっている。