英EMI。スパイラル。1950年代後半のプレス
推薦度:★★★★★★★ 永遠の歴史的名演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 超有名な演奏だが、盤としては貴重



ヴェルディ レクイエム (Verdi Requiem)
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ、NBC SO、ロバート・ショーCho、S: ヘルヴァ・ネルリ、A:フェドーラ・バルビエリ、Ten:ジュゼッペ・ディ=ステファノ、Br:チェザーレ・シエピ (Con: A.Toscanini, NBC SO, R.Show Cho, S: H.Nelli, A: F.Barbieri, T: G.Di Stefano, Br: C.Siepi)
推薦度:★★★★★★★ 永遠の歴史的名演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 超有名な演奏だが、盤としては貴重
音は古いものの、それを吹き飛ばす熱量と集中力、そしてスケール感がある。考えてみるとヴェルディのレクイエムは、モノラル録音に名演奏が多い。それは時代がそうさせているのか、戦争前後での人間の魂を表現するかのように、この曲を通して叫ばれていたのか。サーバタ、セラフィン、ケンペン、カンテルリ、フリッチャイ、いろいろな個性があるもののどれも共通しているのはこのトスカニーニの演奏によって実現されている人の心を描くというものであり、その思いがそれぞれに詰まっている演奏ばかりということである。その中でもこの演奏は格別であることを認識させられる。