英HMV。スパイラル。1950年代後半~1960年代前半のプレスだろうか。
推薦度:★★★★★★☆ モノラルながら歴史的名演の名にふさわしい演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ この盤は音が良い



目次
R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 (R.Strauss Till Eulenspiegel’s Merry Pranks)
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ、NBC SO (Cond: A.Toscanini, NBC SO)
推薦度:★★★★★★☆ テンポは意外にもゆったりした風格ある名演
秘蔵度:★★★★☆☆☆ NBC響の充実した音がとても良い
各パートのうまさが光り全体的に緊張感のあるスケールの大きな演奏は同曲のベストを争うもの。モノラルという点が多少音が固めとなることでステレオの名盤に劣る面もあるが、演奏そのものを考えるとこれほどの演奏はそうそうない。ほぼ同世代の作曲家の曲を実に鮮やかに仕上げているのが印象的で愛着と作曲家への尊敬の念を感じさせる名演奏。
R.シュトラウス 交響詩「死と変容」 (R.Strauss Death and Transfiguration)
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ、NBC SO (Cond: A.Toscanini, NBC SO)
推薦度:★★★★★★☆ 意外と各パートが鮮明な録音
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 緊張感漂る名演
死と変容でもテンポは意外とじっくり。緊張感が半端ない。そして平穏な雰囲気と鬼気迫る感じのえぐるような音の対比の幅が凄い。録音を除けばベストを争う名演ではないだろうか。その録音も全くダメかというとそうでもなく、硬めではあるが各パートソロもしっかり録れている。そもそもトスカニーニの名演が残っているだけでもありがたいところである。オーケストラと真剣勝負の演奏が聴ける歴史的名演奏である。