日London。溝ラベル。1960年代前半のプレス。
推薦度:★★★★★★★ マークと言ったらこれが代表作であり同曲中の屈指の名演
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 珍しくはないが日本初版ということで



目次
メンデルスゾーン フィンガルの洞窟 (Mendelssohn The Hebrides)
指揮:ペーター・マーク、ロンドンSO (Cond: P.Maag, London SO)
推薦度:★★★★★★★ 巨大な推進力を感じる名演
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 有名な演奏ではある
ごつごつした肌触りながら、表現の幅が広くスパイスも多め。何よりもオーケストラの鳴りの良さが特徴。活きた音楽でどこをとっても密度が濃いが留まらないので重くならず、巨大なものが疾走する感じすらする。
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」 (Mendelssohn Symphony No.3)
指揮:ペーター・マーク、ロンドンSO (Cond: P.Maag, London SO)
推薦度:★★★★★★★ ごつごつしながらも内容が濃い異色の名演
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 有名な演奏ではある
この曲だと情感を込めてふわっとした音でアプローチする指揮者が多い中、マークはかなりごつい。強弱もかなり急峻な立ち上がり、立下りを見せる。それでいて音楽の流れにブレーキがかかるわけではなくむしろ推進力を感じる。主観的な音でもあり決して冷たい演奏ではない。でも包み込まれるというよりは、押し出される感じの演奏。スリリングでさえある。この曲の異色の名演奏である。